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「20年度指導者養成・応用講座講話」報告 (2020・10・26)
[鳥取]

2020年11月01日

20年度指導者養成・応用講座

こどものものづくり学習―農業分野、植物栽培の場面でー

ものづくりカフェ 中田 昇

農業、植物栽培における子供のものつくり学習について考える。

農業におけるものつくり学習は試食ができる日には参加者が多く、食べて美味しかったとの感想が得られるが、食べた記憶は長く続かない。この試食の記憶を残すためには、試食までの手間をできるだけかける。試食の印象をできるだけ家族間、友人間などで話題にあげ、情報を共有する。

写真1 講師の中田 昇先生

〇 鳥取大学農学部附属フィールドサイエンスセンター(旧附属農場)

演者はコムギ族植物の染色体の研究。実験計画をもとに,交配採種を行った。コムギとライムギとの雑種である様々なライコムギをつくった。

〇 学生の実習は、各種作物の栽培管理、収穫、調整、加工の体験実習での作業。

・実習は1週間4クラスでローテーション、自然が相手だから次の回になると、実習の内容が異なる。内容は年次生によっても異なる。

・大学1年生の受講生は2/3が農業を体験したことがなく、スカート・スニーカーで畑にくるなど服装も考えず、手が汚れるのを嫌い、農具(かま、くわなど)を初めて扱った。くわを担いでいるとき、振り向いて、刃を振って相手にケガをさせることがあるなど農具の安全な取扱いを説明した。これは園児やその保護者についても同じであった。

・イネに関する実習では田植え、稲刈り、脱穀、籾摺りを体験した後塩ニギリを試食した。

・直販経験・・お客さんと接して、なにを求めているか知る。

・コムギは鳥取では播種期、収穫期の雨のため水田裏作で栽培するのは困難で、実習に取り込むのは困難で、収穫後の製粉、加工の体験のみを行った。

 

農業分野での、こどものものづくり学習の課題

・4年間 附属幼稚園長を務めた。園児を農場での栽培、収穫にかかわらせた。

・収穫、試食の体験のみでよいか?

いもづる全体を園児に示して、どこにいもがなっているか、事前に学習させて、いもほりをすると、よい効果があった。園児でも1年次の大学生でもいも畑ですぐにいもほりをするときの様子は一緒で、“いもがどこにあるのですか!”とまず聞いた。

・保護者の発案で、農業体験実習・あぐりスクールを開設。

子どもと保護者が一緒に1年を通して作物をつくり、管理作業をし、最後に試食をする。試食になると、大人が多く参加した。収穫までの過程や苦労など知らない保護者が多い。

 

〇 課題

1 こどもは、作物がどのように栽培されるのか自覚せずに食べている。

2 こどもは食物が、スーパーの裏でつくっていると考えているのでは?。

3 収穫の過程をしらない。

4 農家のこどもでも、機械化されていて、農作業を手伝う機会も少ない。

5 こどもの体験は、観光農園が多い。

6 こどもに土を触らせる。砂場の砂を触ったことがないこどもも少なくない。

7 刃物をしっかりと、使わせる。家庭でいろいろな刃物を使っているか?。

現実には、刃物を扱わせることは難しい。

*栽培の苦労を知ることの重要性  料理がおいしくいただける。

*こどもは保護者と一緒にそれぞれの作業を体験し、作物が調理されるまでの作業を知る中で、

子どもと保護者の会話を通して体験を記憶させることができる。

(文責 瀬川・中田)

 

 

 

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